陸軍金沢偕行社と第九師団司令部
2017.09.04 Monday 01:38
県立能楽堂の横に2つの洋館風建物があります。
金沢偕行社と第九師団司令部だった建物です。
近く解体され、県美と赤煉瓦ミュージアムの間の場所に移築・復元され、東京国立近代美術工芸館の移転先として使用されるそうです。
移転を巡って、「金沢の県立美術館なんて誰も行きません」と発言をして大顰蹙を買った方がいたと云うニュースもありましたよね。
こちらは偕行社。偕行社とは旧陸軍の将校クラブです。
こちらは第九師団司令部。司令部の方が小さい気がしますが、元々城内にあったのを移転する時に敷地の関係で切り詰められました。移築時には元の姿に復元されるそうです。
どちらも軍関係の施設だったと云う事で若干もやッとした思いもありますが、それは建物ではなく使う人間の問題。その歴史もしっかり受け止めた上で文化的に価値ある建物が復元され利用されるのは良い事だと思います。
しかしながら、この場所で年季の入った姿を見られるのはあと少しです。